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立ち往生

基本的にネタバレに配慮していないのでご注意ください。

花咲くまにまに感想・3(白玖)

●白玖
そこまでタイプだとは思ってなかったぶん、衝撃が激しかった。下手したら和助さんと並ぶくらい萌えた。なんですか、この可愛いツンデレ嫉妬キャラは。
とにかく素直じゃないんだけど、行動や声音の端々に想いがダダ漏れしちゃってるのがね。告白するのに「好きだ」って言いたくないばっかりに、ああだこうだと言い訳しつつ、でもそれ好きってことですよね…?みたいな。回りくどくて余計に恥ずかしい。もっとやれ。

でも、これすらも伏線で、白玖ルートでは割と早めに想いを伝え合うのだけれど、決定的な言葉を伝えない。いつ言うのか。これが、白玖ルートではベストEDよりノーマルEDの方が好きな理由です。

あれだけお膳立てが整った場面でも素直に言葉にせず、嫉妬心を示す行動ばかりを見せてきた桂が、最後の最後、七緒を未来に返す瞬間になって初めて、微笑みながら「愛していた」って言うんだよね…。しかも「愛している」じゃないんだ。「愛していた」なんだ。
もう二度と会えないことを知っている。これからは互いのいない人生を歩んでいかねばならないと分かっている。七緒がいない世界を自分は生きていく、血を吐くような誓いの言葉だ。これほど悲しい愛の告白があるでしょうか。
最後に見せた優しさ、これが桂さんの本心だと思うと…。そしてそのまま突入するEDテーマの出だしが「灯りなど要らない 進み続けるだけ 孤高の瞳には 流れたことのない 涙」って、桂さーん!!! うわーん!

未来で桂さんの生まれ変わりと再び出会う、って終わり方もとても余韻があって、私は好きだ。
バッドEDも切なさ最高潮じゃないですか? 愛しあったことを覚えているのは自分だけで、同じ世界にいるのに決して出会ってはならない運命。切なくて美しい終わり方ばかりで、とてもいいなと思います。

【好きなシーン】
・新造昇格試験
まだ、ただ反応の面白い女の子をからかって遊んでるだけ、なのがいい。シナリオの中で、お互いが惹かれ合う過程が丁寧に描かれていると、こういう初期の「まだ好きではない」シーンがグッと生きてくるよね。七緒ちゃんを翻弄しまくる中で、しっかり七緒ちゃんの魅力に心を捉えられている様子がよくわかります。

・京都での立ち回り
七緒ちゃんがピンチを切り抜けるところも、池田屋に行く桂さんを止めるところも好きです。やっぱり維新志士のそばにいようと思うなら、これくらいしゃんとしたおなごでいてほしい。命を削って刹那に生きる、明日をもしれない時代の恋だからこそ、男だけでなく女にも凛々しくあってほしいのです。「私を恨んでいいから、行かせるわけにはいかない」と桂さんの前に立ちはだかるシーンなんて、心が震えました。
でもお江戸から京都までって随分距離あるけど、結構気軽に行っちゃってるよね。どうにも違和感w

・酔うては枕す美人の膝
和助さんの時もそうだったけど、強気に振る舞う大人な男が見せる弱音、って、たまらんよね。たまらん。
このシーンは、桂さんが七緒ちゃんの部屋に来た時から声がちょっと自嘲気味で弱々しい。大声を上げて泣きたいのに泣けない、お酒でも飲まないと弱音すら吐けない、そういう男の弱さと、全部汲み取った上で、細かい慰めなんて一切言わずにただ寄り添う女の強さがきれいに対になった名シーンだと思うです。櫻井さんの演技がハンパない。

薩長同盟
やばい。「俺のだから」がヤバすぎる。萌え転がってしまう!!! 同盟のためだから、と最後まで我慢して、でもついに我慢できなくなって抱き上げちゃう桂さんが可愛いです本当にありがとうございました。このスチルは大好きな1枚。七緒ちゃんも可愛いようこんちくしょう!! そして西郷さんの再現具合もやばい。

・俺のものに触るな
このねー。「…汚い手で俺のものに触るな」。このセリフ。地を這うような低い声。「…」の溜めがまたいいのよう!! うわーん!(ゴロゴロ)