王様ジャングルで上海に行ってきました
ずいぶん前になるのですが、上海で開催された「王様ジャングル」に参加してきました。上海王ジャンって定期的に行われているみたいなんだけど、行った人の話がほとんど引っかからなかったので、備忘録的に残しておきたいと思います。イベントや舞台のために上海行ってみたいけど不安、という方の参考になれば！
わたしは大学一年の時、第二外国語で中国語を履修していましたが、今では「ありがとう」と「すいません」「わたしは日本人です」しか言えません。第二外国語とは。
なにはなくても足と宿
中国国際航空を使いました。片道2時間ちょっとで、時差はたったの1時間*1サーチャージ込・往復で35,000円くらい。機内食は言われてるほどまずくもないし、大抵のものは美味しく食べる安上がりなわたしは大満足で完食した。熱いお茶を頼んだらジャスミン茶が出てきたのは中国っぽいなと思いました。
航空券は3ヶ月前に取ったんですが、もっと早ければもっとお安く確保できました。行くと決めたら航空券は速攻で確保することをおすすめします。
短い滞在だったので、関空で10,000円だけ両替していったけど、次回行くならクレカのキャッシングで賄いたいな～。結局これが一番レートがいいみたいです。いろんなものを買い食いして滞在中はずっとお腹いっぱいだったけど、結局帰国後に3,000円分くらい元が手元に残っていたので、ご飯はとってもお安いですね。
浦東国際空港から上海市内までは地下鉄で移動しました。乗り場の向いにあるリニアのカウンターでチャージ式の交通カードを買う時、全然英語が通じなくて焦った（上海では英語がほとんど通じません！）。指差し用の簡体字メモを準備していたわたしを全力で褒めます。ちなみに地下鉄乗り場では荷物検査があって、大きなカバンを持っていると「検査機に荷物を乗せろ」って指示される。顎でね。
王ジャンの公式サイトはタクシー移動を勧めていますが、地下鉄でも簡単に移動できるので、地下鉄もいいですよ。上海の人は列に並ぶとかいう概念はないし、席取りにマジで命かけてる方が多いので、市内までの1時間ちょっと立ちっぱになる可能性が高いですけどね。乗り換えも事前に路線図を持っていたら難しくないです。英語のアナウンスや車内表示もあるし、乗り換えを教えてくれるアプリもあります。
あと、交通カードの残高が切れるのが嫌だったので最初に1800円分くらいチャージしたんですが、滞在中ガンガン移動したけど結局500円も使っていなかったです。ちなみに空港から上海市内までは126円くらいで行けます。カード払い戻しの際に手数料を取られちゃうので、最初のチャージ額はもっと少なくてよかったな。交通カードは5年間有効らしいので、多分また来るって方は日本に持ち帰ってもいいかもですね。
お宿はホステルを使ったので、2泊で5,600円くらい。お安いけど綺麗だし英語が通じるから楽でした。上海のホステルはとんでもない所もあるみたいなので、外国人に評判のいい所を探しましょう。
www.booking.com今回はBookingを使ったけどExpediaもサポートが丁寧なので好きです
でも、なぜか部屋が取れてなかったんですよね…。予約表を見せてゴネたらツインを使わせてもらえたんですが、そういうこともままあります。王ジャン公式に「四ツ星以上のホテルをおすすめ」とあるのは、余計なトラブルをお金の力で未然に防ぐという意味では正しい。四ツ星以上なら英語だけじゃなくて日本語が通じるスタッフもいたりするとか。
一人旅なのに唐突にツインに放り込まれて不安がる様子
上海観光
観光地を歩きつつ小吃を食べまくりました。小吃はお安くてお腹いっぱいになるし美味しいから大好きです。小籠包はもちろん、小麦粉とニラ混ぜて揚げたみたいなやつ（150円くらい）とか大満足の味でした。
「いくら？」と「これひとつ」は覚えるか紙に書くかしていったほうがよかったです。これが言えなくて、メニューの写真を撮ってジェスチャーで注文したり、他の人が払ってる値段を見て同じ額払ったりして乗り切りました。
何度も言いますが並ぶとかいう概念はないので、ほしかったら割り込むなり大声で店員さんに声かけるなりして買います。押しが弱い人はつらいかもしれんね。フードコート的なところは、全部のメニューに写真があったり、英語表記をしてくれてたりするところも多くて注文はしやすいです。
小麦粉とニラ混ぜて揚げたみたいなやつ（名前はわからん）揚げたて最高でした
注文がタッチパネル式だけど中国語表示しかなくて、レジのおばちゃんにアピールしてなんとか頼んでもらった焼き小龍包。熱々ジューシーでおいしかった～！！
チャイニーズマフィアに殺されないかめっちゃ警戒していたせいかもしれんですけど、とにかく滞在中、口がパッサパッサに乾いて大変でした。いたるところにファミマがあって、36円くらいでお水が買えるのでひたすらお水を飲んでました。飲食店でもみんな持ち込んだお水を飲む。水道水も沸かして飲んだけど全然平気でしたよ。
ネット環境とかお手洗いとか
ネットは壁超えwi-fiルータを契約していきました。2泊3日で一人旅なら1GBあれば十分。少ないひとは500MBでも事足りると思います。VPNを自分で入れて繋いでもいいけど、結構頻繁に遮断されて大変なようです。
Googleマップが使えないので、Baiduアプリを入れていきました。地下鉄路線図はプリントしていきましたが、路線図アプリも使いやすいです。中国語の指差しアプリみたいなやつもいいかもですね。
トイレ事情ですが、空港は水洗でペーパーも流せました。ホテルも同じ。地下鉄は新しい路線はそこそこ綺麗っぽいけどオススメはしません。お手洗いに日本レベルの清潔さを求めるひとはつらいです。デパートとか活用してください。
地味に困ったのはクレカがほとんど使えないこと。現地の方はみんな電子マネーで、QRコードを読んで払っています。これは中国の銀行に口座がないと使えないんだそう。口座は現地に住所がないと作れない…でも、この障壁を乗り越えて口座を作っちゃった刀ミュオタがいると聞いたのでオタクは強いですね。
王ジャンイベントについて
現場スタッフは日本語が通じるし、日本の王ジャンスタッフの方もいらしたので、英語も中国語もわからなくても全然問題なしです。物販は現金のみ使用可能。プレゼントボックスもあったし大きなスーツケースは預かってくれていました。
会場の様子（撮影OK）
ホールは駅からちょっと歩きます。近くにスタバやらお粥屋さんやらありました。チケットは現地受取りで、お客さんは全部で70人くらいだったかな。トークは司会による同時通訳や字幕表示が入るけど、来てるかたはかなり日本語を理解しておられました。言葉を習得しようと思ったら、その国に推しを作るのが一番かもしれんね。
テンポよく話を仕切って場を回してゲストに喋らせて、通訳もしつつ進めた司会のかたの腕が素晴らしかったです（司会を務めていたのは、劉セイラさんというバイリンガル声優さんとのこと）。パンフにも日本語と中国語が併記されていました。
司会の「王王（ワンワン）」かわいかった…
海外だと自分も「わ～海外だ！」ってなるけど、それは芸能人であるところの推しの方も同じことで、そういう雰囲気を感じ取れるのは海外イベントならではだと思いました。現地のファンの方もたくさんいらして、こういう時代、好きになった芸能人がどこの国のひとか、なんて、ファンをやるにはあんまり関係ないのかもな～と感じます。
迷っているなら行ってみよう
上海のかたは、ものすごい強い口調で怒鳴ってくるし、店員さんもお金投げてくるし笑顔ないし怖いけど、そういうもんだと思えば普通です。怒鳴ってくるのは怒ってるわけじゃなくて語調が強いだけなのだ…。
こっちが中国語がわかんないと知ると、ジェスチャーとかでなんとかしようとしてくれる優しい人ばっかりでした。ちょっとでも喋れたらもっと楽しいだろうな。
信号とかあるのかないのかわからん状態で、みんな自分信号で突っ走ってくるし、歩道を片手タバコ片手ケータイのノーヘル原付が走ってきたりするし、都市全体がびっくりするくらい自由です。まじでフリーダム。
押しが強くない人、繊細な人には向かないと思うので、万人におすすめはできないですが、びっくりするような光景をたくさんたくさん味わえます。興味があるならぜひ行ってほしいです。大陸の大らかさとしたたかさ、猥雑さをぎゅっと詰め込んだような町でした。とっても楽しかったですよ。
夜景が人工的で華美でビカビカしていた 異国にいるんだ、と実感した
路地だらけの田子坊も面白かったです！ パチもんだらけ。
観光地のすぐ近くに現地のむき出しがある感じが、アンバランスでエネルギッシュでわくわくしました
*1:虹橋・成田間なら夜中の2時とかに飛んでるらしくて、東京のひとは土日だけで往復できますね。
